参加した高校生たちが、学校生活で学んだことを実社会で生かすことができることが、このイベントの魅力だと考えます。授業の中で学んだ栄養学、商業系であればマーケティングなどが考えられます。
また、高校生でも「地元地域を活性化することができる」ことを証明できていることが大きな魅力だと考えられます。参加した高校生の地域の漁協の方々に「高校生チャレンジグルメコンテストを知っていますか?」と尋ねたところ、「地域の一大イベントですよ!」と言ってくださりました。参加した高校生が、実際に地元地域を元気にするきっかけになっていると強く感激しました。
高校生チャレンジグルメコンテスト開催の経緯といたしましては、2009年から毎年秋に開催されるオータムフェストにてテントをお借りし、「チャレンジオータム」という取り組みがきっかけとなりました。
ある年、1つのテントでは大通高校の生徒が「はちみつ」を販売し、もう一方のテントでは江別高校が「江別ちゃんぽん」を販売しておりました。その際に、「はちみつ」と違い、「えべつちゃんぽん」に関しては目の前でお客様から感想を頂くことができました。それを横で見た大通高校の生徒が「自分たちもやってみたい!」と教員に伝えたことで、行動を起こしたのが始まりでした。
一度地元地域やそこで暮らし働く人々と向き合うことで我が町の魅力を再発見して学んでほしいと考えます。また、魅力だけではなく、町の課題を発見し課題解決についても学べたらとてもよいと思います。
題材は「食」ですが、食に限らず、自分から「ヒト・モノ・コトに関わる機会」を掴んで頂けるような、そういったきっかけにしてもらいたいと思います。そしてそれを自分たちの学びだけで終わらせず、どんどん外に発信して欲しいと考えます。